志衣です。
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・先週のポンド円の相場の振り返り
・トレード記録と勝敗の分かれ道となった原因
についてまとめました。
順張り、逆張りとは
FXやバイナリーオプションなどでトレードする際に耳にする、「順張り・逆張り」とはエントリーにおける手法です。
順張り:相場の流れに従ってエントリーすること
逆張り:相場の流れに逆らってエントリーすること
最近のポンド円の相場
先週のポンド円は、米中対立問題やEU離脱関係の経済的なニュース等により下落していきました。
【NQNロンドン】17日のロンドン外国為替市場で英ポンドは対ドルで続落した。英国時間16時時点では、前日の同時点と比べて0.0060ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.2730~40ドルだった。一時1.2732ドル付近と1月中旬以来約4カ月ぶりのポンド安・ドル高水準を付けた。
欧州連合(EU)離脱問題の先行き不透明感がくすぶる中、英政局の混迷が一段と深まりポンド売りが進んだ。
EU離脱協定案の合意を探る与野党間の協議が決裂し、メイ英首相が夏までに退陣する可能性が強まった。市場には英政治の混乱やEU離脱の先行き不透明感への警戒感が改めて意識された。
引用:ロンドン外為17日 主要通貨でポンド下落 英先行き不透明感強まり :日本経済新聞
GBP/JPY(ポンド円)日足チャート
最後のローソク足が2019年5月17日
勝敗が分かれたバイナリーオプショントレード
ポンド円が日足で大きく下落を続けている中でも小さな時間足では、相場は上がったり下がったりを繰り返しています。
2019年5月17日のバイナリーオプショントレードにて、勝敗が分かれたトレードがあったので、まとめました。
2019年5月17日 17:30頃
HighLow 15分 Lowエントリー
取引所:theoption
【1回目のエントリー】
*チャートは1分足
結果:負け
大陽線、大陰線のあと上昇し、雲を抜けたが下落の波の乗れなかった相場。
その後一度は雲を抜ける。
【2回目のエントリー】
*チャート5分足
結果:勝ち
5分足だと高値を超えられず、雲反発を起こしているのがわかります。
その後もきれいに下落を続けて、勝ちました。
一分足で撮影したかったのですが、間違えて5分でスクリーンショットを撮影してしまったので、下のチャートで分析してみようと思います。
//
この2つの相場を比べて分析してみると・・・
こちらのチャートは先ほどのトレードをしたポイントの1分足のチャートです。
ピンクの四角:1回目のトレード
ブルーの四角:2回目のトレード
共通点
①21SMA(黄色の移動平均線)は下向きであるため、下落方向
②雲を抜けたポイントはどちらも21SMAの下
異なる点
①チャート2段目のストキャスティクスでできているデッドクロス
赤い丸はどちらもエントリーしたポイント付近ですが
*1回目のときはストキャスティクスの真ん中あたりでデッドクロスができている
*2回目のエントリーのはゴールデンクロスしそうな形状だったものの、下に抜けてデッドクロスもゴールデンクロスもしていない
*ブルーの丸はストキャスティクス80%地点でのデッドクロス
→このポイントでエントリーしなかった理由は雲を使った順張りではなくなってしまうため
ストキャスティクスの見方
右側にある%が意味することは
80%~ 買われすぎ=デッドクロスで売りポイント
~20% 売られすぎ=ゴールデンクロスで買いポイント
*このチャートでいうゴールデンクロス、デッドクロスとは・・・
ゴールデンクロス:白いラインがピンクのラインを下から上にクロスした状態(上向き)
デッドクロス:白いラインがピンクのラインを上からクロスしている状態(下向き)
②値動き
1回目のエントリーは雲抜けしたあと、相場が横横としながら上に上がったのに対して、2回目のエントリーは売りが強いことがわかる
5分足で見てみるともう一つの違いが見えてくる
さらにこの相場を5分足で、前後から見てみました。
ブルーの四角がこの2つのエントリーポイントになります。
この時間足をより大きくするとまた見え方が変わってきますが、今回は1分足と5分足で見ていきたいと思います。
大きくとらえると5分足では下落トレンドであることがわかりますが、このブルーのポイントはある意味、下落から上昇への短期トレンドの切り替わりとなりうる大切な場面であることがわかります。
21SMAはラインより上だと上昇に行く可能性が高く、ラインより下だと下落する可能性が高いといわれるラインです。
つまりそのことから考えると、見えてくるもう一つの違いは・・・
*1回目のエントリーポイントは・・・
5分足で見ると21SMAラインの上に位置する
*2回目のエントリーは・・・
5分足で見ると一旦上に行ったもののエントリーポイントでは21SMAの下に位置する
ここが大きな勝敗の分かれ道であったことがわかります。
エントリーするときは必ず別の時間足もチェック
1回目のエントリーと2回目のエントリー、それぞれ違いはあるものの、一番大きな違いはローソク足が相場のどの位置にいるのかということです。
これは1分足だけ追っていてもわからないことで、エントリーをする際には別の時間足を見ないと読めませんね。
同じ手法でも勝敗は変わりますし、必ずしも雲を使った順張りをすれば勝てるというわけではありません。
雲以外になぜここがエントリーポイントなのかをしっかりと考えることが大切ですね。
まとめ
二つのエントリーの共通点
①21SMA(黄色の移動平均線)は下向きであるため、下落方向
②雲を抜けたポイントはどちらも21SMAの下
二つのエントリーの異なる点
①ストキャスティクスのデッドクロスの位置
②値動き
③5分足で21SMAを抜けているか抜けていないか
1分足だけでは読み取れないことも、時間足を変えることで見えてくることが多くあり、本当にここがエントリーポイントなのかを探ることができると感じました。
相場は1分1秒でどんどん動いていくので、その時その時の相場を読み解く力をもっとつけていけるようにしたいです。
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